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【与那国】沖縄を訪問中の天皇皇后両陛下が28日に日本最西端の島・与那国島を初めて訪れるのを前に、27日午後、関係者らは各視察場所でのスケジュールの最終確認に追われた。
このうち、祖納青年会(上原祐二郎会長)らが島伝統の棒踊りを披露する久部良小学校では、関係者らが演目の時間配分や舞台上での立ち位置、お出迎えとお見送りの動線などを念入りに確認。最後の練習となった出演者も本番さながら、ヌン(太鼓)とカニ(銅鑼)、フイ(笛)の勇壮な音に合わせて汗を流した。
棒踊りの終幕を告げる演目「ンビチ棒」を繰り広げる与那国小学校の入慶田本朝豊君(9)、朝誉君(8)兄弟と前大舛晄大君(7)はそれぞれ、「最後のお礼のポーズを3人でタイミングをそろえて決めたい」「会えるのがうれしい」「驚いたけど、力いっぱいやる」と決意。
上原会長(32)は「いつも通り、島伝統のものを披露できれば」と意気込みを語った。
28日当日、天皇皇后両陛下に伝統芸能を説明する与那国町伝統芸能伝承保存会の﨑原孫吉会長(75)は「(緊張で)口が動いてくれるかな」と話し、「今回の機会は本当に言葉にならない。10年間と伝承保存の活動を長く続けてきて良かった」と目を細めた。