宮良小学校(桃原修校長、児童134人)は14日、食育の一環として校内の田んぼで田植えを行い、3年生21人が泥遊びを楽しみながら、21平方㍍の田んぼにひとめぼれの苗を植え、農家のありがたみを感じた。6、7月ごろに収穫され、8~10㌔の米がとれるという。
同校によると、田植えはことしで17年目。宮良の農家・成底弘芳さん(62)が指導した。児童らは冷たい感触に歓声を上げながら足元の土をならし、丁寧に植え付けていった。先輩たちの植え方を学ぼうと、1、2年生は3年生の作業風景を見学した。
植え付け作業を終え、熊谷大成君(9)は「土にできた足跡を平らにしてから植えるのがコツ。コツをつかんだら簡単で楽しかった。大きくておいしいお米になってほしい」と感想。
半嶺加那君(同)は「思ったより楽しかった。均等な深さで植えるのが難しかった。農家のありがたさがわかった」と笑顔で話した。