サッカーとバスケットボールを題材に障がい者によるアート作品を募集した「SOMPOパラリンアートカップ2017」(SOMPOホールディングス損保ジャパン日本興亜㈱主催)で、八重山特別支援学校高等部2年の慶田花朋己(ともき)君(17)の「戦い」が沖縄県の最優秀賞にあたる沖縄県賞に輝き、13日午前、同校で伝達表彰が行われた。
同社沖縄支店の関直樹支店長によると、県内では約300点の応募があった。慶田花君の作品は、授業で生徒たちが笑顔でサッカーを楽しむ様子を描いたもので、色合いのきれいさと、繊細でしなやかな描き方が審査で評価されたという。
慶田花君は「家でも学校でも毎日絵を描いていて、今回の作品は頭でイメージしながら描いた。賞を取れて本当にうれしい」と喜んだ。
関支店長は「今回の受賞を機に創作活動を頑張っていただき、また応募してもらいたい」、同校の大田幸司校長は「一人一人が自分だけの感性を持っている。慶田花君の感性は学校を代表するもの。これを糧に今後も頑張ってほしい」と激励した。