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対話で創る島づくり実践 石垣市長選

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石垣市長選に向け決意を述べる砂川利勝氏=23日夜、市民会館大ホール

 石垣市長選(3月4日告示、同11日投開票)に出馬を予定している前自民党県議で新人の砂川利勝氏(54)と市議補選立候補予定者の黒島孫昇氏(63)の合同総決起大会(後援会主催)が23日夜、市民会館大ホールで開催された。砂川氏は「対話でつくる島づくり、分かりやすい政治、決断力のある政治。私はこれを実践する」、黒島氏は「観光振興と子どもたちの人材育成に取り組む」とそれぞれ決意、弁士らは「私たちには政党の応援はない。この地で生きる私たち庶民の力で奇跡を起こそう」などと声を張り上げた。

 会場には青のはちまきをした支持者が集まり、友利健一後援会長は「業界や市民から現市政への不満、未来への不安をどうにかしてくれと要望を受け、私たち有志で議論した結果、現市政が続けば石垣市の健全な発展はないとの結論に至った。市民の声を聞き、市民とともに行動し、市民のために政治を市民協働で行う人物として砂川県議を指名した。私たちは強い絆と鉄の団結で挑戦しようと立ち上がった」と経緯を説明、「みんなの力で新市長を誕生させよう」と呼び掛けた。

 箕底用一市議は「誰が市長を決めるのか。自民党でも公明党でもない。市民が決める。有言実行、対話で創る島づくりの合言葉は、政治家が持つ座右の銘。私は8年間、現市長とともに市政運営をしてきた。実績も認めるが、認められないものが数多くある」として学校の修繕など教育現場などの問題を指摘。「砂川さんは何ものをも恐れぬ精神を備えている。悔いを残さず、歴史を残そう」と訴えた。

 与那国町漁協組合長の嵩西茂則氏は「砂川さんは与那国のために汗をかき、いろんな施策に結び付けた。有言実行は、砂川さんにしかできない。ぴったりのスタンスだ。県議を辞め、苦渋の決断で出馬する。市長として新たな活躍をさせてください」と要望。

 黒島後援会の上地かおり会長は「若い世代から年配まで交流の幅が広く、行動力のある人」とPRした。

 砂川後援会顧問の大原正啓氏は「石垣市は今、時計の振り子である政治が振れすぎているのではないか、というのが大方の市民の声だと思う。ぜひ皆さんの力で、振れすぎている振り子をそっと戻してもらいたい。良い政治をしてみんなで幸せになろう」と語り掛けた。

 最後は、建設産業友の会の平良聡会長の音頭で「頑張ろう」を三唱した

 

 ■市民生活の向上実現—砂川利勝氏

 

 この戦いを何が何でも制して石垣を変えていきたい。対話でつくる島づくり、平得大俣の白紙、新庁舎の設計見直し、経済振興で均衡ある島の発展の三本柱をしっかりと実現し、市民生活の向上、石垣のあるべき姿を築いていきたい。

 子育て、経済、福祉、産業について皆さんと対話させていただき、マニフェストの中に載せた。学校や保育の問題、派遣費や修学旅行に行けないことなど、目の前の現実をどう変えていくかが今、問われている。

 確かに観光が好調で建築ブームでもあるが、その効果や潤いを感じているか。私は均衡ある発展を求めながら、経済の恩典をしっかりと市民と一緒に実感できる政治を行っていきたい。農業、漁業、建設業、加工業のすべてに力を注ぐべきところにきている。市民の力を結集して、新たな石垣市をつくっていこうではないか。

 伝統行事を守っていくことも大きな意義があり、支援をしていく。ゴルフ場や観光地にふさわしい施設など、皆さんが信頼できる施設の建設を確実に成し遂げていきたい。私と一緒に新たな扉を開いていこうではないか。

 これまで16年間、議員としてさまざまな経験をさせていただいた。それを生かし、先見の明を持った政治運営をしていきたい。そのために何が何でも当選の2文字が必要。選挙戦を全力で駆け抜けて勝利に向けて取り組んでいく。石垣市の発展を私に任せてほしい。共に新生石垣市をつくっていこうではないか。この戦いの原点である対話でつくる島づくり、分かりやすい政治、決断力のある政治を実践する。


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