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2期の積み上げに花咲かす 石垣市長選

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石垣市長選に向け決意を述べる中山義隆氏=22日夜、市民会館大ホール

 石垣市長選(3月4日告示、同11日投開票)で3期目を目指す現職の中山義隆氏(50)=自民、公明、日本維新の会推薦=と市議補選立候補予定者の米盛初恵氏(50)の合同総決起大会(後援会主催)が22日夜、市民会館大ホールで開かれた。中山氏は「子どもの未来のため、皆さんの幸せのために、2期8年積み上げてきたものに花を咲かせ、大きく発展させたい」、米盛氏は「女性の社会進出を推進したい」とそれぞれ決意、弁士らが「今の流れを変えてはいけない。変える必要はない」と声を張り上げた。

 会場は緑色のはちまき姿の支持者で埋まり、知念辰憲市議が「中山氏は2期8年間、素晴らしい仕事をしてきた。この流れを変えてはダメだ」と訴えて開会。後援会の東田盛正会長は「政治は人なり。石垣市を誰に託すのか。石垣市を救うために生まれてきた中山氏に託そう」と呼び掛けた。

 自民党県連副会長の翁長政俊県議は「私たちは、厳しいといわれた名護市長選で勝利した。この勢いをかって石垣市でも勝ち抜こう」と述べた。

 公明党県方面本部長の遠山清彦衆院議員は開会に先立ってマイクを握り、「中山氏は東洋のハワイを超える世界一魅力ある観光の島づくり、平和な島づくりに努力し、結果を残してきた。石垣市のために結果を出してきた市長を変える理由はない。公明党は全力で戦う」と誓った。

 自民党外交戦略再生会議議長の石原伸晃衆院議員は尖閣諸島に領海侵犯などを繰り返す中国の動きに触れ、「国際政治は冷徹。強いリーダーを石垣島から送り出しつづけないといけない」、下地敏彦宮古島市長は「宮古の人がしっかり中山さんを推せば勝てる。中山さんには自民、公明、維新が推薦した大義がある。自民党を除名された砂川さんと、どちらに大義があるか分かるだろう」と語り掛けた。

 仲井真前知事は「訳がわからなくなっている沖縄だが、名護市でブレーキがかかった。この石垣市でもアジアの平和確立のため素晴らしい政治家に働いてもらおう」と呼び掛けた。

 公明県本幹事長の上原明県議、日本維新の会県総支部幹事長の當間盛夫県議、内閣府沖縄北方担当大臣補佐官の島尻安伊子氏、玉代勢光子女性部代表らも次々とマイクを握った。最後は石垣聡青年部長の音頭で「頑張ろう」を三唱した。

 

 ■日本一幸せなまちを—中山義隆氏

 

 市長に就任して以降、空港開港前の72万人だった観光客が137万人を超え、140万人を目指すところにきている。観光の好調さにつられ、1次産業も徐々に伸びており、石垣牛のブランドは国内外で知れ渡っている。経済が伸びることで税収は上がり、市民の皆さまにさまざまなサービスができる。市長の大きな仕事は市民の命、健康、暮らし、経済、伝統をしっかり守ること。これを念頭に置きたい。

 今回の政策では空港の滑走路500㍍延長を打ち出した。下地島空港3000㍍の宮古と八重山が一つの圏域として大きく世界と勝負できる。石垣空港は、税関空港に指定された。今後、石垣の農業と漁業は飛躍的に伸びていく。高値で買ってくれる香港に物産を出していく。これから大きな夢が広がる。

 今、石垣の人口は増えている。合計特殊出生率が2・1近くまで上っている。出産適齢期の方が希望する出生率は2・47。子育てしやすい環境をつくり、子どもを増やす政策をと思っている。これを全国各市町村でやれば日本の人口も増える。国政とのパイプでいろんな事業ができる。

 8年間、自公の支援を受けてきたが、今回は日本維新もついた。国政とのパイプはなお一層太くなった。これからが、力の発揮どころ。2期8年間積み上げてきたものを、もう一つあと一段、花を咲かせ大きく島を発展させたい。子や孫たちのために未来を切り開き、今住んでいる皆さまの幸せを一歩一歩進めたい。両方をすることで、日本一幸せなまち石垣市は必ず達成できる。


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