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新八重山病院 完成遅れ 年度内困難

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年度内の完成に間に合わなくなった建設中の新八重山病院=1日午後、真栄里旧空港跡地

 旧石垣空港跡地で建設中の新県立八重山病院が建設作業員不足などで工事が遅れ、計画していた2017年度内での完成が間に合わないことが、2日までに分かった。工事の進捗(しんちょく)率は、17年12月末時点で72%と、当初見込みの81%から約2カ月の遅れが出ている。これに伴い、予定していたことし夏の開院もずれ込み、開院時期は9月か10月頃と予想される。県立病院課、施工業者、八重山病院の3者は調整を進めており、県の2月定例会で完成時期や開院日が明らかになるとみられる。

 同課によると、昨年10月以降の長雨で建物外壁部分などのタイル張りや塗装作業、駐車場部分の不発弾磁気探査が思うように進んでおらず、作業員の人材確保も難航している。

 建物は、11月末に棟上げが終わり、現在は1階から5階までの内装や配管などの設備工事を並行して行っている。エネルギーセンターの外壁は八重山らしさをイメージして、タイルでミンサー模様があしらわれている。

 駐車場は、2月中に磁気探査を終了させた後、整備に入る。

 同病院は、2016年2月に着工。総工費は約130億円。当初の計画では18年3月末までの開院を目指していたが、工事の遅れから施工業者との改定契約で、完成時期を18年3月末に修正し開院も同年の夏まで延ばした経緯がある。

 同課担当者は「病床数や開院時期を条例化する必要があるため、2月の県議会に向けて調整を進めている」と話した。


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