【与那国】与那国町観光新春の集い(町観光協会主催)が19日夕、町農業構造改善センターで行われ、宿泊やダイビング、飲食業など観光に関わる業者らが参加した。昨年1年間の入域観光客数が初めて4万人を超えたことが報告され、参加者はさらなる観光の発展を願った。
昨年は1~2月に暖冬を求めて島を訪れる人たちに加えダイビング客の入域も好調。さらに3月のフジドリームエアラインズ(FDA)のチャーター便計17便、4月の「日本丸」寄港、11月の与那国マラソンで来島者が増加した。
協会の崎元俊男会長は「3年前から伸びはじめ16年は3万9000人台になり、観光関連従事者の努力があって4万人を突破した。今年はこれを更新したい」と期待した。
外間守吉与那国町長は「交通アクセスや地域の協力がもっとも大事、島への航空路、海路のアクセスがしっかりしており、今後も入域者は増える傾向にあり、次は5万人が目標だ」とあいさつした。
琉球エアーコミューターの伊礼恭代表取締役社長が「次なる目標を立て一つひとつ積み上げよう」と呼び掛けて乾杯。與那覇桂子琉舞研究所が「鷲ぬ鳥節」など舞踊で花を添えた。与那国ー石垣、与那国ー那覇間の各往復券が当たる抽選会もあった。