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八重農 80年の伝統に誇り

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「祝80」の花文字に彩られた舞台。式典では八重山農林高校の教育に貢献した関係者に感謝状が贈られた=20日午後、八重山農林高校体育館

 「80年の時を経て 地域をつなぐ稔の力 この先も受け継ぐ『結』の心」をスローガンにした県立八重山農林高校(山城聡校長、262人)の創立80周年記念式典が20日、体育館で行われた。在校生とOBのみずほ会員、保護者らが出席し、80年の歩みを振り返るとともに、さらなる発展を期待。生徒を代表して大城琉生徒会長が「80年のかけがえのない伝統を誇りに、感謝を忘れず何事にも懸命に頑張る」と力強く誓った。

 同校は1937年3月20日、文部省(当時)から県立八重山農学校として認可され、同年4月29日に第1期生の入学式を行った。その後、公立八重山農学校、公立八重山農林学校に改称され、47年4月から現在の校名となっている。これまでに1万1076人の卒業生を輩出、島内外で活躍している。

 式典では、校歌・開校記念歌を全員で斉唱した後、山城聡校長が80年の歴史と先人の功績を紹介しながら「先輩方が築かれた伝統と校風、愛郷愛土の精神を継承しつつ、誠実・創造・実践の校訓のもと生徒・職員一丸となって決意を新たに教育活動にまい進する」と式辞。

 期成会の那根元会長は「スローガンの如く、若き学生諸君が高き理想と世界に羽ばたく有能な人材の陶冶(とうや)をなすことを心から祈念する」とあいさつ、農業資料館の補修や記念事業に係る諸経費を盛り込んだ記念事業の目録を山城校長に贈呈した。

 同校の教育活動などに貢献のあった74個人・団体に感謝状が贈られ、代表して第23代校長の東盛稔氏は「生徒たちの顕著な活躍を誇りに思う。80年を機に在校生と卒業生のさらなる活躍と限りない発展を」と願った。八重山市町会会長の中山義隆市長は祝辞を述べた。

 舞台には「祝80」の花文字が設置され、農林高校らしい演出で節目を祝った。


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