2017年度八重山地区市町教育委員会協議会(会長・新田健夫石垣市教育委員)の全体会と研修会が19日午後、石垣市教育委員会であり、ネットいじめパトロール隊の高宮城修氏が「ネットいじめ及びSNSの危険性について」の演題で講演した。
高宮城氏は不登校とメディア依存に触れ、「長時間のゲームは言語知能や記憶の低下、睡眠異常など脳の発達に影響を与える。感情のコントロールができず、攻撃的になることもある。電子メディアを隠して『退屈』させることが不登校脱出のきっかけになる」と強調。
子どもたちを守るための機能設定としてアプリの機能や利用時間制限、有害サイトの閲覧制限などを紹介し、「これができないと子どもは守れない。それだけ今のネットの状態は危険。まずは親が知って理解することが重要」と指摘。現状の見直しと親が学ぶことの大切さを訴えた。
全体会では、昨年6月の大田綾子前竹富町教育長の辞任に伴い、不在となっていた副会長の役員改選が行われ、仲田森和竹富町教育長が引き継ぐことが承認された。