海上保安庁緊急通報用電話番号を周知する「118番の日」の18日午前、石垣海上保安部(遠山純司部長)の職員と海上保安協会八重山支部(辻野ヒロ子支部長)の会員らは石垣港離島ターミナルで、地域住民や観光客らにパンフレットやポケットティッシュなどを配布して118番の適正利用を呼び掛けた。
同保安部によると、2017年に寄せられた118番通報は6042件。このうち、船舶海難関係が73件(1・2%)、人身事故関係が282件(4・7%)、警備救難情報提供が94件(1・6%)、無言や間違い電話などの非有効件数が5469件(90・5%)、その他124件(2・1%)だった。
非有効件数のうち、無言が46・5%と最も多く、着信時の即断が28・7%、間違いが21・8%、いたずらが3%。
同保安部の山川博司次長は「118番の認知度は上がってきているが、依然として無言や間違い電話が多い。海難対応に支障が生じる恐れがあるので、しないようにお願いしたい。溺れているかもしれないといった疑問を生じた時は迷わず通報してほしい」と適切な利用を求めた。
ターミナル内の具志堅用高像に周知用たすきをかけたほか、海保キャラクターの「うーみん」も登場し、PRした。