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滑走路の延長検討 波照間空港

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空路の早期再開に向けて、竹富町が滑走路延長の検討を始めた波照間島(町政策推進課提供)

 波照間空港の定期便再開を目指す竹富町は11日、同空港の滑走路延長を検討していることを明らかにした。現滑走路を最低1200㍍まで延ばすことで39人乗り機材の運航を可能とし、現在、石垣ー波照間間の就航めどが立っていない第一航空㈱(本社・大阪)以外の就航も視野に入れたい考えだ。同日午後、町役場を訪れた波照間公民館の金武清也館長らに西大舛髙旬町長が「近く県にしっかりと要請したい」と考えを示した。

 同空港の定期便をめぐっては、2007(平成19)年12月1日に琉球エアーコミューター㈱(RAC)の運航が休止。第一航空が15(同27)年12月に波照間路線の新規就航を決めていたが、同年8月の粟国空港での事故を受けて見通しが立たなくなっている。

 町は現在の滑走路800㍍から、1200㍍~1500㍍への延長を見積もり。

 RACが石垣ー与那国間で運用するプロペラ機(39人乗り)を例に、従来の9人乗りや第一航空の19人乗り機材以外の選択肢を増やす方向で協議している。

 第一航空は9日、今月15日から那覇ー粟国路線を再開すると発表した。

 同社はこれまで「同路線の再開後に波照間航路の認可が下りる見込み」と町に回答するも、昨年12月の沖縄県離島航空路確保維持協議会では、粟国路線の18年度運航費補助が国と県、粟国村の三者間で合意にいたらないなど波照間路線の就航が不安視されていた。

 町は、第一航空が就航する2自治体との連携も図りたい考え。

 波照間空港は1976(昭和51)年5月18日に本格的な供用を開始。現在は緊急輸送などの離着陸が行われている。


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