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中山陣営、分裂回避に躍起

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 石垣市長選(3月4日告示、同11日投開票)で3期目の当選を目指す保守系現職中山義隆氏(50)の陣営が、自民党の県議砂川利勝氏(54)の擁立の動きに神経をとがらせている。保守分裂となれば共倒れとなるとの懸念があるからだ。このため後援会幹部が、砂川氏に近い市議や支持者らに接触するなど分裂を回避しようと躍起になっている。10日の自民党県連新春の集いを終えた後がヤマ場とみられており、砂川支持者らには今月末ごろに出馬表明を行うのではないかとの見方が浮上している。

 砂川氏擁立の動きが具体化していることが伝えられて以降、中山後援会の幹部らは情報収集など確認作業に追われた。入手した情報には、15日に砂川氏が出馬表明を行うとの内容も含まれるなど一時、錯綜(さくそう)した。これと並行して後援会幹部らが、砂川氏に近いグループに接触するなどして一本化への働きかけを強めている。

 幹部の一人は「保守が分裂すれば100%敗北する。蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の争い、ささいな争いをしてはいけない。保守が一本化するしかない。保守も革新もまとまって戦えばいい。そのほうが有権者にとっても分かりやすい」と話しているが、決定打には至ってないようだ。

 接触を受けた、砂川氏に近い市議の一人によると、「総括した上で中山氏を支援できないか」などと協力を求められたが、「白紙に戻した上でなければ総括をする意味がない」と突っぱねた。別の関係者は「今回の市長選では動かない」と答えたという。

 一本化の動きに保守支持層には「出たいという人を降ろすのは失礼。出たい人が出るのが保守だ」との声が出始めている。


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