【愛知】中部国際空港セントレアと石垣を直行便で結ぶ路線が8日、開設から5年を迎え、八重山ビジターズビューロー(YVB、中山義隆会長)はセントレアで行われた記念イベントで中部圏域から八重山への誘客活動を展開した。同路線で通年運航している全日本空輸㈱(ANA)によると、利用実績は昨年4~12月までに6万8029人、搭乗率は75.1%。2013年の初就航から累計で43万2861人(7日現在)、搭乗率は70.7%と高い。同社は今後も、需要に合わせて提供座席数を増やすなど運航機材の最適化で路線を充実させる考えだ。
セントレアでのセレモニーは石垣行きの搭乗口前で行われ、ミス八重山の新嵩ひらりさんと石垣島のマスコットキャラクター「ぱいーぐる」が、離島や星空の魅力を中心に八重山観光を紹介したほか、フォトセッションにも対応。搭乗客には記念品とガイドブックなどをプレゼントした。石垣空港でも記念品の配布があった。
中部・石垣線は13年1月8日、ANAが1日1往復で運航を開始。YVBは、羽田や関西に続いて中部でも八重山への誘客強化と旅行需要の掘り起こしを図ってきた。
ANA担当者は「中部石垣路線は年間を通して好調を維持している。中部では沖縄を全面的に推しているなか、ANAだけが運航している石垣直行便は引き続き力を入れたい」と期待を寄せた。
YVB担当者は「就航から5周年という節目を迎え、中部石垣路線の好調な搭乗率の維持と直行便運航の継続を確保したい」と話した。