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石垣島製糖が初荷式

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粗糖を積み込み、石垣港向け出発するトラック=7日午前、石垣島製糖

 昨年12月5日に2017/18年期の製糖を開始した石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)は7日、工場で製品化した粗糖(分蜜糖)の出荷を開始した。8日までの初荷は1500㌧(約2億4万円)。今期は4月下旬まで予定する製糖期間で原料生産9万1815㌧、粗糖生産1万779㌧を計画している。豊作のため原料が10万㌧超えか10万㌧近くまで増え、製品量も2割近く増加する見込み。一方、搬入計画に遅れが出ていることから、終了期間がずれ込む可能性もあるという。

 出荷を前に同社構内で初荷式があり、松林社長は「今期は非常に豊作で良い年になりそうだが、12月5日の製糖開始以降、製品が計画通り出ておらず、終了時期が読みにくい状況。天候なのでしょうがないが、1日も早く終了し、農家に次の生産の時間をつくりたい」とあいさつ。運転手を代表して當間光昇さん(70)が安全運転を宣言した後、権藤晴喜常務取締役の音頭で乾杯した。

 この後、「初荷」の幕を取り付けたトラックが次々と出発、石垣港で琉球海運㈱の運搬船「あんだんてかんたーびれ」に粗糖が次々と積み込まれ、甘い香りを漂わせた。

 港での初荷式で琉球海運の翁長春雄専務取締役は「農家の皆さんが丹精込めて作ったサトウキビが製品化されて分蜜糖となり、また島に新しい商品として戻ってくると思う。一粒も漏らさず安全運航で届けていくことを誓う」と述べた。八重山港運㈱の我那覇宗善代表取締役社長と入高島充久取締役港運部長が酒と塩でコンベアを清めた。

 初荷は7日に1000㌧、8日に500㌧が運搬船に積み込まれ、15日に関門製糖㈱=北九州市=に運ばれる。


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