2018年八重山観光新春のつどい(同実行委員会など主催)が5日夜、南の美ら花ホテルミヤヒラで開かれ、石垣市観光交流協会の高嶺良晴会長が主催者あいさつで「入域観光客数は年間目標の131万人を大幅に超え、135万人を予想している」と報告、観光客の満足度向上にさらなる取り組みを要望した。郡内外の観光関係者約240人が参加し、さらなる観光振興に決意を新たにした。
高嶺会長は「受け入れ態勢で依然として未解決の課題に対しては長期的な取り組みが必要」と指摘した上で「ことし行った調査で観光客の8割が満足したと答えている。地域の温かい対応が満足度をより高める。謙虚に受け止め、地図を見ている国内外の観光客にぜひ声を掛けてもらいたい」と呼び掛けた。
来賓あいさつで中山義隆市長は「目標達成確実おめでとう。新空港開港は起爆剤だが地道な活動があっての今」と地元関係者の労を労い、「海外から直行便も飛び、ことしも多くのクルーズ船寄港の予定がある。その中で(夏に登録の可否が決まる)西表島の世界遺産登録は海外と勝負できるチャンス。よそのまねではなく八重山らしい観光をつくることが大切だと思う。八重山観光絶好調」と成長の勢いを強調した。
この後、鏡開きがあり、知念辰憲市議会議長の音頭で乾杯。舞台では歌手の金城弘美さんによるミニライブが行われ、集いに花を添えた。