八重山署管内の刑法犯認知件数(暫定値)は11月30日時点で315件と、前年同期321件を6件下回った。粗暴犯や無銭飲食、無賃乗車など飲酒がらみの事案が減少傾向。年末年始は飲酒の機会が増えるため、同署は1月4日まで総合警戒を実施する。「適度な飲酒と、家や自転車などの施錠を心掛けて」と呼び掛けている。
刑法犯認知件数のうち、傷害・暴行などの粗暴犯は31件(前年同期比14件減)で、特に美崎町での発生が減少しているという。同署はことし、店舗への立ち入りやキャッチ取り締まりなど、歓楽街の環境浄化活動を強化してきた。
事務所荒らし、自転車盗、万引きなどの窃盗犯は最多の204件(同8件増)。重点対策項目でもある自転車盗が11件も増えた。無施錠、ワンロックの自転車が狙われやすいため、同署はツーロックの徹底を呼び掛けている。
殺人や強盗などの凶悪犯は7件(同6件増)と増えている。