▽…竹富町議会12月定例会は約3億円を減額した本年度一般会計補正予算案など12議案を全会一致で可決、閉会した。石垣支所優先の役場移転計画をめぐり一般質問では連日、野党から疑問符が投げかけられた。就任後、穏やかさに定評のある西大舛髙旬町長も語気を強め、にらみつける瞬間も。来年度には公表される基本方針。今なお、重要争点の扱いを脱しない計画に船員一丸のかじ取りはほど遠い。
▽…八重山農林高校ライフスキル科の生徒たちが9月末から栽培し、9、10日の農業祭の花文字として設置したマリーゴールドとヒポエステスの苗が石垣市と竹富町の9中学校に配布された。同科2年の坪田琉花さんは「幼いころによく見ていたマリーゴールドを高校生になって育てる立場になれたのは何だかうれしい」と笑顔。受け取っていく人たちの顔も花同様に“満開”に。花は、人を幸せにする。
▽…命草利活用講習会がことしもスタートし、全8回の講座を予定している。島内に自生・栽培されている身近なハーブや薬草を加工して、商品化を目指す。石垣島の北部地区活性化を狙った事業。受講者の一人は、命草と健康をテーマにした北部地区の特産品開発を実現させ、「地域活性化の起爆剤にしたい」と期待。