第37回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会表彰伝達式・朗読会(主催・石垣市、八重山人権啓発活動地域ネットワーク協議会)が9日午後、石垣市民会館中ホールで行われ、優秀賞に輝いた山口奏空さん(船浦3年)と比屋定義文君(大浜1年)ら生徒8人に那覇地方法務局石垣支局の相良常支局長らから賞状が手渡された。
コンテストは、人権尊重の大切さや基本的人権についての理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けてもらうことを目的に、1981(昭和56)年度から実施。郡内からは13校359人の応募があった。
朗読会では、優秀賞の山口さんがハンセン病を題材にした「瀬戸内の大島に想いを馳せて」、比屋定君が「言葉の力」をそれぞれ読み上げ、比屋定君は言葉といじめの関係性に言及し、「自分も周りも幸せになれる言葉を使っていきたい」と宣言した。
奨励賞の前泊和希君(石垣第二3年)も「命は一つ」を朗読した。
その他の表彰者は次の皆さん。
▽県大会奨励賞=「人権を奪わないために」兼島実希(石垣第二3年)、「一人一人が大切な存在」辻野愛瑠(大浜1年)▽石垣人権擁護委員協議会会長賞=「見方を変えると」新垣澪奈(石垣3年)、「障害者に対する考え方」宇根佑太(石垣第二3年)、「悪口の連鎖」大嶺凪(大浜3年)