16日に県立武道館で開催された第19回沖縄県武道館小学生柔道大会(同館主催)の小学4年男子の部で八重山地区柔道スポーツ少年団の神山琉星(伊野田小4年)が優勝した。
同部門は42人が出場。神山はノーシードから勝ち上がり、準決勝で長嶺孝哉(沖縄尚学少年柔道教室)、決勝で金城卓龍(同)の優勝候補2人を優勢勝ちと合わせ技一本で下し、栄冠を手にした。
3回戦突破を目標に大会に臨み、準決勝以外はオール一本勝ちを収めた神山は「(小池淳一)先生から相手がどんな技でくるとかアドバイスを受け、その通りに戦ったら勝てた」と振り返り、「よっしゃ」と優勝の瞬間の気持ちを表した。
小学4年で身長160㌢と大柄。その体格を生かした払い腰や内股を得意とする。県柔道連盟八重山支部の下地邦男支部長は「柔道センスは抜群。もっとうまくなる。小学生ではまず使わない内股や払い腰を得意としているのは、先輩たちの技を研究した成果」と有望視している。
神山は「5月の体重別選手権(県大会)を頑張って優勝したい」と次の目標を語った。
神山の勝ち上がりは次の通り。
▽1回戦=神山琉星○-×玉那覇颯汰(沖尚少年)▽2回戦=神山○-×仲眞良郁(沖縄署)▽3回戦=神山○-×金城雅(糸満署)▽準々決勝=神山○-×大嵩寛太(宜野湾署)▽準決勝=神山○優勢×長嶺孝哉(沖尚少年)▽決勝=神山○(合わせ技)×金城卓龍(沖尚少年)