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暫定2車線で供用開始へ 新空港アクセス道

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県道石垣空港線2018年3月に供用開始される暫定的なルート。病院側の2車線が通行可能となる(八重山土木事務所提供)=10月11日、旧空港跡地

 建設中の新県立八重山病院前で整備されている「一般県道石垣空港線」(新空港アクセス道路)の平得交差点ータナドー線交差点を結ぶ4車線区間(約2㌔)は、2018年3月末の病院完成に合わせ、暫定的に2車線を供用開始する方向で工事が進められている。同病院前4車線のうち、中央分離帯を挟んだ病院側の2車線が運用される見通し。同空港線を整備する県八重山土木事務所は、19年度中に平得交差点空港前交差点まで約8・9㌔のアクセス道路全面開通を目指している。

 同事務所では現在、橋や用地取得が済んだ箇所から優先的に着工。工事終了後にタナドー線交差点から、東へ1㌔先まで整備される4車線区間(約3㌔)を完成させる予定。

 一方で、2車線が供用開始予定の平得交差点ータナドー線交差点までは、同病院の移転や旧空港跡地の開発で供用後、新たな交通の流れが生じると予想される。

 石垣市議会はことし9月、病院を利用する患者や家族、特に高齢者ドライバーへの負担を懸念、交通事故へのリスクが心配されるとして、県知事と県公安委員会に同病院主入り口前に信号機の設置を求める要請決議案を可決した。

 県立病院課担当者も、同空港線から病院へ接続する箇所について「2車線とはいえ、利用者の安全確保のため、信号機を設置してほしい」と話している。

 県警本部は、10月の県議会一般質問で、病院前交差点の信号機設置について「交通量、周辺施設の状況を分析し、他の対策による事故抑止の可否など考慮し、設置の必要性を判断したい」と答弁している。


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