文科省が竹富町教育委員会に是正要求を行ったことについて、子どもと教科書を考える八重山地区住民の会、竹富町の子どもたちに真理を教える教科書の採択を求める町民の会、住民の視点で教科書を選ぶ会は15日、下村博文文科相に3団体連名で是正要求の撤回を求める抗議文を送付した。
抗議文では「今回の是正要求は地方教育行政への不当な強制的介入を重ねるものだ」として、「是正要求そのものが教育現場に混乱を引き起こしている」と指摘。そのうえで「三市町教育委員会があらためて協議し、同一の教科書を採択することが解決の道だ」と強調している。
同日午後、石垣港離島ターミナル会議室で会見した住民の会共同代表の村田栄正氏は「権力を押しつけるような形の是正要求は大変残念だ。多くの市民の理解をいただき、文科相に立ち向かう竹教委をバックアップしていきたい」と述べ、是正要求に対する抗議集会なども検討していることを明らかにした。