【那覇】県内の青年農業者が一堂に会する2017年度県青年農業者会議が26日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで開かれた。各地区代表のプロジェクト・意見発表が行われ八重山を代表してプロジェクト発表の部に出場した平井伯享さん(31)=竹富町上原=が見事、最優秀賞に選ばれ来年7月末に宮崎県で開催される九州大会への出場が決まった。意見発表の部に出場した横目英寿さん(38)=同南風見=は、奨励賞に選ばれた。
大会は、若い営農者が日頃体験した知識や技術を交換するとともに、営農者同士の友情を深め農業の担い手としての自信と誇りを培うことが目的。
平井さんは「西表島マンゴー、究極の美味しさを求めて~ぼくと”てぃらら“の成長記~」の題名で発表。西表島では船が欠航しやすく、従来品種のアーウィンでは追熟期間が過ぎてしまうことから追熟期間の長い新品種「てぃらら」に目をつけ、てぃららの最適な収穫時期を調査。積算温度による収穫期の見極め方法を確立したことが評価された。
最優秀賞受賞に平井さんは「勉強会などを開き、地域で広めていきたい。九州大会では、西表島のマンゴーをPRする気持ちで発表したい」と笑顔で話した。