きょう26日は野球ファンのみならず多くの人々が注目する2017プロ野球「ドラフト会議」。プロを目指す多くの野球選手たちの運命を決する日だ▼ことしは高校新記録の高校通算111本塁打を放った早稲田実業の清宮、今夏の甲子園で新記録の6本塁打を放った強肩捕手の中村(広島広陵)、最速151㌔右腕・石川などが高校生の中から1位指名が見込まれ、だれがどの球団に行くのか興味は尽きない▼その中、ことしは八重山から八重山商工高校の平良海馬(3年)の指名が有力視されている。ことしの高校投手最速の152㌔を記録した豪腕。打でも非凡な才能を持ち、複数の球団が興味を示していると伝えられている▼平良は身長173㌢と投手としては小柄だが馬力があり、まだまだ伸びしろがあるとされる。指名されれば郡内の高校からは2006年の大嶺祐太(現ロッテ・八商工)、09年の大嶺翔太(同)兄弟に続き、3人目となる▼プロ野球選手は、野球に打ち込む子どもたちの共通の夢であり憧れ。平良がプロ入りすることで、少年たちが遠い存在として夢見るプロ野球選手が、頑張れば手が届くより身近な夢へと変わり、子どもたちの奮起にもつながってきそうだ▼平良は26日午後、学校で指名を待つ。上位指名の朗報を期待したい。(下野宏一)
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