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沖銀八支店の新社屋着工

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沖縄銀行八重山支店新社屋の完成予想図(沖縄銀行提供)

 沖縄銀行八重山支店(松田敦支店長)の新社屋建設の起工式が17日、八重山警察署跡地の社有地(2770平方㍍)で行われた。新社屋は新栄町の石垣出張所を統合し、2019年3月の完成、同4月の開店を予定している。同社は08年に市から土地を購入したが、その後、市役所庁舎の建て替え計画が具体化、動向を見極めるため着工を延期していた。市役所庁舎移転決定後、庁舎跡地など美崎町再開発を見据え、予定通り同地での建設を決めた。地域の要望もあったという。

 市役所庁舎移転後の跡地利用が課題となる中、隣接地に金融機関の庁舎が建設されることは明るい材料で、美崎町再開発の促進につながりそうだ。美崎町自治公民館の武内憲治館長は取材に「大歓迎。市役所庁舎が移転するので、大きな建物ができれば人も増え、人の流れもでき、美崎町の活性化が望める」と期待した。

 中山義隆市長は起工式でのあいさつで「今回の着工に関しても、まさに地域密着・地域貢献を実践していただいていることに感謝している」と述べた。

 新社屋は鉄骨造の3階建て、延べ床面積2946平方㍍。総事業費は14億円。1階に営業窓口、2階は各種ローンサービスが土日でも受けられるステーションを開設。3階は250人が収容可能なスペースを設け、地域住民にも無料開放する。催し物などの利用も可能となる。車両61台の駐車場も完備し、現店舗の狭隘(きょうあい)な駐車スペースの課題を解消する。

 起工式で、玉城義昭頭取に代わってあいさつした保久盛長哲常務取締役は「ユニバーサルデザインを採用した、誰でも利用し立ち寄りやすい店舗をコンセプトに、八重山地域の活性化・経済の発展に精いっぱい貢献したい」と決意。松田支店長は「現店舗は、築50年余りが経過し、老朽化が心配されていた。八重山支店はことしで創立60周年を迎え、今後も地域に根差した銀行を目指したい」と話した。


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