安心安全な地域社会の実現を目指し11日、全国一斉にスタートした2017年全国地域安全運動(~20日)の「八重山郡民大会」(主催・八重山署、八重山地区防犯協会)が13日午後、登野城小学校体育館で開かれた。郡内の児童生徒の代表による意見発表や、同運動に係るポスターや標語の入選者への表彰などが行われた。大会には同協会や各自治公民館、小中学校、PTAの代表のほか同校児童5、6年生など約300人が参加した。
同運動期間中は、▽子どもと女性の犯罪被害▽特殊詐欺の被害▽自転車盗、万引の被害▽飲酒絡み事案|の4点の防止を重点に運動が展開される。
八重山署の与那嶺一文署長は「今大会を契機に、自らの地域は自らで守るという意識で、犯罪防止に取り組んでほしい」とあいさつ。
同校の浦崎喬校長は「子どもたちが犯罪に巻き込まれず、手を染めず、安心で安全な社会の担い手となれるような教育を目指し取り組んでいく」と決意を語った。
意見発表では、慶田城園夏さん(登野城小6年)が「万引は、ダメ。絶対に。」と題して、「万引をしたいという心が生まれても、打ち勝つ強い心をもちましょう」と呼び掛けた。
吉見優志君(大浜中3年)は「一人一人の心がけ」と題して、自転車盗難防止のためのツーロックと自治意識の重要性について発表。
白地綾音さん(八重農1年)は「ながらスマホの危険性について」と題して、ながらスマホの危険性や対策について意見を述べた。
雨天のため、大会終了後に予定されていたパレードは中止となり、同校器楽クラブによる演奏や、同校鼓笛隊による演舞が館内で披露された。
ポスター・標語の入選者は次の通り。
【鍵かけ、声かけによる窃盗被害の防止】
▽標語=池間紗耶(小浜中3年)、福澤小晴(石垣中1年)、黒木さんご(同2年)
▽ポスター=福仲守永(八島小6年)、中村碧(同)、譜久嶺輝星(大浜1年)、平地昊樹(同2年)
【インターネットを利用した犯罪の被害防止】
▽標語=西本花香(石垣中1年)、南風原莉美(同3年)、安里美咲(波照間中2年)
▽ポスター=石垣慧(八島小6年)、平地昊樹(大浜小2年)
【暴力団への加入阻止】
▽標語=瀬長夕華(石垣中3年)、古澤琉希叶(同)、玉宮吉正(一般)
▽ポスター=譜久嶺心香(大浜小3年)