石垣市教育委員会は12日午前、公立幼稚園の預かり保育担当者や認定こども園の保育士らを対象に第2回研修会を開き、参加者30人が幼稚園から小学校へのアプローチ期(10月から来年3月)の保育活動について話し合った。
参加者は4グループに分かれて協議。「一日の流れを意識させ、自分たちで見通しを持って生活できるように環境を整えていきたい」「いざこざがあった場合は、自分たちで納得がいくまで話し合いをさせる」などの意見があった。
グループ協議に先立ち、市教委学校教育課の小濵美智指導主事がアプローチ期の預かり保育で求められることなどを説明。
幼児の心に寄り添う活動であるために▽幼児期にふさわしい無理のないものとなるようにする▽家庭との緊密な連携を図る▽適切な責任体制と指導体制を整備した上で行う—ことなどが重要と指摘、「子どもの豊かな育ちを保障する生活が教育活動。預かるだけのものにならないように努めてほしい」と呼び掛けた。