2年に1度の第25回石垣婦人連合会芸能大会は8日、石垣市民会館大ホールで、昼・夜の2回公演を行った。10単位クラブから総勢約170人が参加し、各地域の伝統芸能や創作舞踊、ハワイアンフラダンスなどを華麗に披露した。昼夜とも満席となった会場に惜しみない拍手が鳴り響いた。
石婦連役員の「鷲ぬ鳥節」で座開き。新川婦人会の「すびぬおーざ」、平得婦人会の創作舞踊「わが里」や、石垣婦人会の「かたみ節」など、それぞれの婦人会が見応えのある演技を繰り広げた。
大川婦人会の劇「大川村ヌ鷲ユンタ」では、鷲ぬ鳥節の由来で大川の伝統歌謡でもある鷲ユンタの歴史を婦人らが演じた。登野城婦人会の「まみどーま」では、役員らが観客へ飴を投げたり、種まき役のひょうきんな踊りなどで会場の笑いを誘った。
白保婦人会は、十数年前に県大会で披露した創作舞踊「豊穣の舞」を石垣で初披露。白保節、マジャンガー、ミルク節に乗せて荘厳な舞をみせた。
会場を訪れた照屋千鶴子さん(70)=登野城=は「地元生まれの人も、県外から嫁いで来た人も皆で力を合わせ、各地域の文化を掘り起こし、創作舞踊や伝統芸能などを演じるさまはたいへん感動的だった」と絶賛した。