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石垣産発酵食品が好評〜東京・全国フェア

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「全国発酵食品フェアin日本橋タカシマヤ」に初出店している市公認の発酵ブランド「島の発酵食 石垣醸し堂」=4日午後、日本橋タカシマヤ(石垣市提供)

 【東京】島産ひとめぼれからできる黒麹(こうじ)を配合した石垣市公認の発酵ブランド「島の発酵食 石垣醸し堂」が、4日から日本橋のタカシマヤ地下一階の食品売り場会場で行われている「全国発酵食品フェアin日本橋タカシマヤ」に初出店し、盛況をみせている。10日まで。

 市は石垣市経済大使で発酵食の第一人者、小泉武夫氏に監修を依頼して、2015年に発酵技術を活用したレシピ開発と商品化に着手。市内事業者の選定や製造テストを進め、黒糖黒麹酢「ブラックビネガー」(八重泉酒造)、黒麹とパパイアの万能調味料「黒麹まーさん」(与那国水産加工)、発酵ピパーチ(石垣島胡椒園)の3品を開発し、第10回全国発酵食品サミットの開催に伴う同フェアで、石垣島の発酵食品をアピールしている。

 埼玉から訪れた女性は「石垣島とピパーチという表記が目に入り、試食したらおいしかったので購入した」と喜んだ。

 与那国水産加工の東郷清龍代表は「黒麹を活用した食品の魅力を来場者に紹介できる機会」と話し、八重泉酒造の大浜周夫さんは「発酵の知識を持つ客が多く、それに応える良い商品を作りたい」と意気込んだ。

 平良守弘市商工振興課長は「地元事業者との取り組みで、オリジナル黒麹の食品が今回のフェアに出店できたことは良い経験になる」と評価した。

 石垣醸し堂は、発酵技術を生かして新しい特産品を作るプロジェクト。市は全国発酵のまちづくりネットワーク協議会に17年度から加盟している。


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