八重山商工高校(新城英人校長、生徒386人)商業科の3年生57人が6日午後、同校で生徒や教職員らを対象に販売実習を行い、仕入れから販売までの仕組みや流れを体験した。
実習は、商業のまとめを行う同科の総合実践授業の一環。生徒たちは会計システムと情報ビジネスの2グループに分かれ、取引先企業の選定や仕入れ価格の交渉、商品を販売する教室のレイアウトなどを行ってきた。
実習では、会計システムがじゅーしーかまぼこやアイスキャンディー、パンなど約100個、情報ビジネスが焼きドーナツや揚げパン、チーズケーキなど86個を販売し、開始早々に売り切れた。
会計システム店長の石野ひかりさん(17)は「相手企業への連絡など大変な部分もあったが、みんなで協力してできた。将来は授業で習ったことを生かせる職業に就きたい」、情報ビジネス店長の高那航太郎君(18)は「2年の時は余り過ぎて、今回は仕入れを少なめにしたら予想以上に人が多く、早々と完売してしまった。まだまだ研究が必要。1、2年生には後悔しないよう積極的に取り組んでほしい」とそれぞれ語った。