県立高校の2014年度一般入試合格発表が13日午前9時から県内各校で一斉に行われ、地元3高校と八重山特別支援学校では合わせて467人(推薦含む)が合格した。各校では、掲示板に張り出された番号を見て「受かった!!」「あった!」と友人同士で抱き合う姿や、あまりのうれしさに泣きだす生徒、家族や先生に連絡する姿もあり、喜びの笑顔であふれた。2次募集は14日と17日に定員に達していない学校、学科で行われる。
本年度は地元4校に推薦内定者を含めた514人(定員622人)が志願。八重山高校で240人(定員240人)、八重山商工高校全日制で115人(同160人)、同定時制で15人(同40人)、八重山農林高校で90人(同160人)、八重山特別支援学校で7人(同22人)の計467人が合格した。
このうち、八重山商工高校(友利成寿校長)では、電気科西側の掲示板に合格者番号が張り出され、一斉に駆け寄った受験生や保護者たちの間に歓喜の声が広がった。受験生はハイタッチやガッツポーズをして喜びを爆発させた。
商業科観光コースに合格した石垣第二中の髙屋由梨奈さん(15)は「受験のためにすごく勉強をしてきたので、あり得ないほどうれしい。高校では中国語を学び、将来石垣島でバスガイドができるように頑張りたい」とうれし泣き。情報技術科に合格した石垣中の伊計僚馬君(同)は「この気持ちを親や友達に早く伝えたい。高校でもハンドボールを続け、勉強ともに両立させたい」、定時制に合格した仲間つぐみさん(同)は「うれしいの一言。将来は自分の美容室を持ちたいと思っており、資格取得にも力を入れながら頑張りたい」と意欲を語った。