先日、石垣市が八島町新港地区特設会場で開いた南ぬ島石垣空港開港1周年記念イベント「TsunDAMI ISLAND FESTIVAL」は主催者発表で9000人の市民や観光客で盛り上がった▼フェスタの出演者は本島出身のかりゆし58や石垣市出身のやなわらばー、きいやま商店、夏川りみ、BEGINなど島内外の超豪華メンバー。午後3時から5時間におよぶ熱いステージに観衆は「最高のイベント」と大喜び。連続開催の要望も▼その一方で、トイレ数の不足や、夜間イベントを考慮したサザンゲートブリッジのライトアップなど、参加者から指摘の声も▼マスコミ関係者からはフェスタ開幕後のステージ撮影が禁止され、豪華な出演者やステージの臨場感を幅広い市民や島外への発信が限定的にしかできず「何のためのイベントなのか」と疑問の声も▼今回のイベントは同空港開港1周年を祝い、それを内外に発信する目的があったはず。今回のイベント運営をみると、チケット購入者のみを対象とした民間主催の商業イベントと変わらないようにも感じた▼イベント参加者からは、継続開催を強く望む声がある。次回があるのであれば、石垣市が主催者として主体性を発揮し、島内外に幅広く発信できるイベントにしてほしいものだ。(下野宏一)
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