今年の夏ごろ巣立ったと思われるカンムリワシの幼鳥たちが島内各地で元気に育っている。
27日午後3時ごろ名蔵獅子森地区の水田でも、カンムリワシの幼鳥がたくましく育った姿をみせている。
この時季のカンムリワシの幼鳥は、大きさは親鳥と変わらないまでに成長しているが、羽の色は幼鳥特有の美しい乳白色をしている。
幼鳥は育ち盛りの旺盛な食欲を満たすため、活発に水田地帯を移動し、カエルやカマキリ、カニなどを捕まえていた。
白っぽいカンムリワシの幼鳥は目立つようで、レンタカーを止めては写真に収める観光客もいたが、全く気にする様子もない姿は、すでに「王者カンムリワシ」の風格だ。