南ぬ島石垣空港の開港1周年を記念した音楽イベント「TsunDAMI(ツンダミ) ISLAND FESTIVAL」(同実行委員会主催)が8日午後3時から、新港地区特設会場で開かれ、市民や観光客ら約9000人(主催者発表)が同フェスタを満喫、フィナーレは、ビギやま商店制作の新空港PRソング「おかえり南ぬ島」のダンスを観客と出演者が一緒に踊り、開港1周年を盛大に祝った。
ステージは、韓国の5人組アーティスト「7942」がオープニングアクトを務め、本島出身のかりゆし58がオリジナルでにぎやかに盛り上げた。
石垣市出身のやなわらばーが息のあったハーモニーで「拝啓○○さん」を歌い上げ、きいやま商店の「オキナワロックンロール」では、観客がタオルを振り踊り歌い、会場が一体となった。
夏川りみは代表曲の「涙そうそう」を熱唱、東京スカパラダイスオーケストラは「ルパン三世のテーマ」などを軽快に演奏、BEGINは「島人ぬ宝」や「国号508号線」、「竹富島で会いましょう」など、おなじみのナンバーで観客を大いに楽しませた。
地元からは大浜中学校郷土芸能部や琉球國祭り太鼓も参加し、イベントに花を添えた。
中山義隆市長は「つんだみとは三線の調弦を意味する。全国各地、海外から来る観光客の皆さんが石垣島の自然や文化、音楽に触れ、自身の心と体を癒やしチューニングし直せるような観光地を目指したい」とあいさつした。
会場の一角では、石垣島在住のアーティストによる作品展や、芸術家の故・岡本太郎氏が石垣島の風景を撮った作品を集めた写真展なども開かれた。
関西から訪れたという20代の女性は「こんなに豪華なメンバーの演奏を石垣島で聴けるなんてすごい」と興奮気味、市内真栄里の30代男性は「最高のイベントだった。毎年、開催してほしい」と満足そうな笑顔をみせていた。