「育てよう文化の心 文化のまち」をテーマにした第19回石垣市民総合文化祭(市文化協会主催)の展示の部が8日午後、市民会館で始まった。9日まで2日間開かれる。書道や華道部会など12部会が数々の作品を出展し、大勢の来場者が一つ一つの作品に興味深そうに見入っていた。9日午後6時30分からは大ホールで舞台の部が行われ、三線や舞踊など10部会が活動の成果を披露する。
同文化祭は会員の日ごろの芸術、文化活動を広く公開し、文化の継承、発展、想像、交流に努め、心豊かな文化のまちづくりを図ることが目的。
オープニングセレモニーは同日午後2時から市民会館ピロティで行われ、市文化協会の石垣久雄会長が「各部会員の活動の成果を鑑賞し、今後の精進に向けて会員を励ましてほしい」とあいさつ。中山義隆市長の祝辞のあと、テープカットと民踊愛好部会のアトラクションで幕を開けた。
展示会場の中ホールには書道や華、絵画、織物、陶芸など各部会員が丁寧に仕上げた作品が並び、歴史民俗部会の研究成果「古制の『ハカ』と屋号(屋号)について」や食文化部会のおもてなし菓子「ユヌグツム」も展示され、大勢の市民が会場を訪れた。
茶道部会や琉球の茶道部会は中ホールと大ホールのピロティに茶室を設け、来場者に茶やぶくぶく茶を振る舞い、来場者を楽しませた。
舞台の部では三線や舞踊、方言、コーラス、琉球芸能、武道など10部会が合わせて15演目を披露。入場料1000円。