第69回県中学校野球選手権大会(県中体連など主催)は26日、沖縄セルラースタジアム那覇で決勝戦を行い、石垣が4-2で金武(国頭)を下し、1965年以来52年ぶり4度目の優勝を飾った。
両校は、8月4~6日に鹿児島県で開催される第42回九州中学校軟式野球競技大会に県代表として出場する。
後攻の石垣は初回に2点先制されたが、4回に逆転、6回に加点した。先発の新里大翔を渡邊翔也が4回から継投、下地寛太郎が最終回を抑えた。
■逆転V 九州大会へ ナイン一丸で快挙
金武に4-2
金武(国頭)
2000000|2
000301×|4
石垣(八重山)
(金)伊藝-仲間裕
(石)親里、渡邊、下地-下地、渡邊
▽二塁打=親里(石)、仲間泰、仲間裕(以上金)
【評】
石垣は一回表、今大会初先発の右腕・親里が連打と死球で1死満塁のピンチを招き、6番に2点適時打を浴び先制点を許した。三回まで金武の先発伊藝の前に1安打に抑えられていた石垣は四回裏、先頭の2番砂川の中前打を足がかりに犠打と、安打で1死一・三塁。5番親里のスクイズを投手が本塁へ悪送球し1点。なおも走者を二・三塁に置き、6番比嘉の右前打で1人が返り同点、右翼から本塁への送球が反れる間に、親里が一気に本塁をおとしいれ逆転に成功。
六回裏には、前日の準決勝で決勝打を打った松川が、ダメ押しの右前適時打で金武を突き放した。
投げては、渡邊、エース下地の継投で四回以降、金武に三塁を踏ませなかった。
下地が最後の打者を二飛に打ち取り優勝を決めた瞬間、ベンチの控え選手やナインらは一斉にマウンドに駆け寄り喜びを爆発させた。