8月20日午後2時から石垣市健康福祉センターで開く第7回「すまむに(方言)を話す大会」を前に、石垣市文化協会(嵩本安意会長)は18日午後、同協会会議室で会見を開き、「小中高校生から一般までたくさんの人に申し込んでいただきたい」と呼び掛けた。
すまむに部会の黒島健部会長によると、大会が始まったころは10人ほどいた弁士も、過去5年間は1ケタにとどまっており、特に若者の出場が減っているという。
那覇市文化協会などが組織する「しまくとぅば連絡協議会」が2013年8月、各市町村議会に「しまくとぅばの普及促進に関する宣言決議」を可決するよう要請し、同部会も昨年5月、市議会に要請したが、実現には至っていないため、黒島部会長は「大会当日に同協会名で『すまむにの普及・継承』宣言を読み上げる準備を進めている。幅広い世代の皆さんに参加してほしい」と話した。
同部会の仲座初枝副部会長も「学校でも方言の普及に力を入れてほしいが、要請しても行政の働きかけがないから、学校現場も動けない状況だと思う」と述べ、官民一体の取り組みの必要性を強調した。
当日はより親しみやすい大会にしようと、来場者とわらべ歌を一緒に歌うプログラムも検討している。
大会への申し込み締め切りは31日。受け付けは平日の午後2時から6時。テーマは自由。制限時間は5分。最優秀賞受賞者は県大会に派遣される。
問い合わせは同協会(82—8419)、メール(ishigaki.bunkakyo@gmail.com)