【与那国】島外に住む出身者2人から約4000万円のふるさと納税と土地の提供を受け、町が祖納集落内で整備した東地区の交流施設「どぅらい・どぅぐる」(寄り合い所)のオープニングセレモニーが4日、同施設前で行われ、設置者の外間守吉町長、指定管理者の糸数健一東自治公民館長のほか、建設に関わった業者らがテープカット。敷地内には旗頭が立ち、獅子頭が施設の周りを練り歩き厄払いした。住民らも駆けつけ完成を喜んだ。
施設は敷地面積が約745平方㍍、延べ床面積は約98平方㍍、コンクリートブロック造り(1部木造)1階建て赤瓦葺。内部には集会室、休憩室、調理室、トイレ、シャワー室などを備える。
同施設を指定管理する東自治公民館の糸数館長は「館民と共に施設の完成を喜びたい。有効に活用したい」とあいさつ。
外間町長も「多額の寄付に感謝したい。施設は住民同士の交流に活用してほしい」と述べた。
祝賀会では「かじゃでぃ風節」「松竹梅」「棒踊り」などが披露され、施設の完成を祝った。
祝賀に参加した男性は「赤瓦葺の施設は環境に溶け込んでおり、交流の場としてとても良い。気楽に活用できる」と話した。(田頭政英通信員)