八重山署管内における2016年の飲酒運転による検挙件数は65件と、前年を16件(19.8㌫)下回り、過去5年間で12年に並ぶ少なさとなった。だが、検挙数を時間帯別でみると、午前6時から9時に、全体の36.9㌫に当たる24件が集中し、アルコールが体内に残った状態で運転しているドライバーが多い実態を裏付けた。
なお16年の県全体の検挙件数は、1856件と15年を224件(12.1㌫)上回り2年連続で全国最多だった。
八重山署によると、過去5年間の飲酒運転検挙件数は12年65件、13年79件、14年79件、15年81件と増加傾向にあったが、16年は65件と減少した。
月別では12月が13件と最も多く、曜日別では土曜日12件、日曜・火曜日11件、月曜日10件と週末から週始めにかけ摘発されている。
また、時間帯別では午前6時〜9時が24件(全体の36.9%)、午後9時〜午前0時、午前0時〜3時で10件ずつ。年齢別では、30代15件、40代14件、50代11件と働き盛りに多い。
16年に同管内で発生した飲酒運転に絡む事故は、物件事故が8件発生している。
飲酒運転の検挙件数の減少に同署交通課は「飲酒運転に対する意識が浸透している」と分析。「今後も飲酒運転根絶を目指し、関係機関と連携し取り組んでいきたい」としている。