長寿のイメージが強い沖縄だが、昨年の都道府県別平均寿命では男性が30位、女性が3位に後退。県保健所は「長寿おきなわ超ピンチ!」と健康づくり、肥満予防に躍起になっている▼平均寿命は延びているが健康寿命は女性77・7歳、男性72・3歳。これからは寝たきりにならずに、いかに丈夫に生きるかが課題▼先日、女性だけの健康体操教室沖縄カーブス主催の講演会があり、脚本家の北川悦吏子さんが実体験を交え健康のありがたさ、医学博士の久高学氏が筋トレの重要性について語った▼まるで落語家のような語り口調の久高氏はウチナーグチを交え「自分のためにも家族のためにも人生最後までピンピン元気に生き、最後はパタイと逝くPPP(ピンピンパタイ)が理想」という▼興味深かったのが年をとっても鍛えることができるのが筋肉。筋トレがとても大切で足腰、特に太ももの筋肉を鍛えるスクワットを継続すること、60、70代はウオーキングでも十分のようだ▼久高氏いわく、女性が男性よりなぜ長生きするか、それは「おしゃべり、ずうずうしい、いつも笑っていること」とズバリ。健康な人生を送るには「一日一回自分をほめる、一日十回大笑い、一日百回深呼吸、一日千文字書く、一日一万歩歩くを心がける」という言葉が印象に残った(辻本順子)
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