グリーン・ツーリズム研修会(沖縄県主催)が22日午後、大川公民館で開かれ、自然体験プログラムを実践している観光関係者や農業関係者など約20人が参加し、全国各地で実践されている都市農村交流などについて学んだ。
県は沖縄21世紀ビジョン基本計画で、農山漁村の多面的機能の発揮と利活用に向け、地域特性や魅力ある素材を生かしたグリーン・ツーリズムを推進している。
研修では、都市農山漁村交流活性化機構の花垣紀之業務部次長が、グリーン・ツーリズムの受け入れや課題をはじめ、過疎化が進み学校が廃校になった限界集落が、修学旅行や民泊を受け入れ活性化した事例を紹介。「地域全体でしっかりとした仕組みづくりをすることが大切。持続可能な取り組みにして若い世代が地元で生活できる収入を稼げるようになれば、移住者や人口も増え、地域全体の活性化につながる」と話した。
このほか、農業体験を通した交流プログラムの取り組みを挙げ「子どもたちの生きる力を育てる」と説明した。