郡内で10月の1カ月間古本などを集め、犯罪被害者を支援しようと行われた「ブック・DE・サポート」の寄付金贈呈式が19日午後、八重山署で行われ、八重山警察署協議会の大田守宣会長が沖縄被害者支援ゆいセンターの与那覇長次犯罪被害者支援活動責任者に寄付金を手渡した。
「ブック・DE・サポート」では3市町を始め海保、八重山署、地元住民などから3720点の古本などを集め、地元港運会社の協力を得て沖縄本島の古書買い取り業者で換金した。
太田会長は「県内離島では初めての取り組み。皆さんのおかげで目標を大きく上回る結果となった。寄付金で被害者や遺族の心のケアに役立ててほしい」と話した。
ゆいセンターの与那覇責任者は「犯罪被害者の精神的ダメージは想像以上に大きい。心のケアに寄付金を有効に使いたい」と感謝を述べた。
ゆいセンターによると、11月末現在で被害者の電話相談が467件(同年比27件減)、面接相談が62件(同5件減)、直接支援が132件(同51件増)となっている。