16日に石垣市中央運動公園野球場で行われた石垣島初のロッテ対オリックスのオープン戦には主催者発表で2300人の観衆が球場に足を運び、初夏を思わせる晴天下、プロ選手たちのスピードとパワーあふれる高いレベルのプレーを堪能した▼地元出身の大嶺祐太、翔太兄弟もそろってスタメン出場。兄の祐太は2回3失点とピリッとしなかったが、弟の翔太が3安打4打点と大活躍。兄を助けた▼宮古出身の伊志嶺翔大、川満寛弥も出場。「アジャ」こと井上晴哉の右中間フェンス直撃を含む3安打の活躍など、ロッテファンには見どころの多い試合だったことだろう▼ただ、短期間ですべてのチケットが完売したはずが、外野席を中心に空席が目立ち、満員の観衆で試合を盛り上げられなかったことは残念だ▼球場の収容人数を再確認し、より多くのファンが楽しめるよう来年以降の課題としてしっかり取り組んでほしい。それと、プロの球速を数字で実感できるようスピードガン表示も検討課題だ▼初の1・2軍合同キャンプとなったロッテの石垣島キャンプは19日午前に終了。全選手が石垣島を離れた。伊東勤監督は「チームに骨太さ、たくましさが生まれた」と今キャンプを評価した。今年こそ「日本一奪還」に向け、各選手たちの活躍を期待したい。(下野宏一)
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