2014年のプロ野球オープン戦の開幕試合となる千葉ロッテ対オリックス戦が16日、石垣市中央運動公園野球場で行われた。石垣島でのオープン戦は初めて。ロッテがキャンプを張って以来、7年目に実現した。球場には地元や県外からのファン、少年野球チームなど2300人(主催者発表)が詰めかけ、プロ野球選手の白熱したプレーに熱い視線と声援を送った。県出身の大嶺祐太、弟の翔太、伊志嶺翔大、川満寛弥の4人もそろって出場。ハツラツとしたプレーをみせた。プロ野球史上2度目の離島でのオープン戦に全国から多くの報道陣も集結した。
セレモニーで千葉ロッテ石垣島協力会長の中山義隆市長は「絶好の天気にも恵まれた。初のオープン戦で子どもたちに夢を与えられるプレーをみせてほしい」と期待を寄せた。
試合はオリックスに先制を許し、苦しい展開を強いられたロッテだったが、大嶺翔太や新主将、鈴木大地の適時打で終盤七回に逆転。その後追加点を挙げ、7-4で逃げ切った。
試合開始から右翼スタンドでは、ロッテ本拠地QVCマリンフィールドさながらに球団公認応援団が大応援を展開。ラッキーセブンの七回には真っ白なゴム風船が青空に舞い、両軍を鼓舞。地元の少年野球の子どもたちも応援団に合わせて声を張り上げ、声援を球場に響かせた。
この日は快晴で午後には気温が22度台まで上がり、ビールを片手に観戦する姿も見られた。
試合終了後、伊東勤監督は「初のオープン戦で序盤どうなるかなと不安だった。逆転して、勝ちゲームをみせることができてよかった」とコメントした。