初めての1、2軍合同キャンプとなった千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプは第3クールに入り、12日から紅白戦が行われるなど、実戦モードに入った▼後半、天候が崩れる日が多くなったが、会場の石垣市中央運動公園野球場には大勢の市民や観光客が足を運び、日本一奪還を目指すロッテナインに熱いまなざしを向けている▼初の兄弟同時1軍キャンプとなった大嶺祐太、翔太兄弟も、投手とサードそれぞれのポジションで精力的にメニューをこなし、開幕1軍を首脳陣にアピールしている▼12日から始まった紅白戦では、1000人余の観衆が見守る中、祐太は初日に1回1失点とほろ苦いスタートを切ったが、2日間とも7番サードで先発出場した翔太は、初日に左前打、2日目に右前打と左右に打ち分け、市民に成長した姿を披露した▼16日には宮古からオリックス・バファローズを迎えて初のオープン戦が開かれる。地元期待の大嶺兄弟の出場とともに、開幕戦としてプロ野球ファン注目の一戦だ。報道陣も全国から集結し、熱気を帯びそうだ▼観戦チケットは内外野席とも早々と完売。当初予定していた当日券までも売り切るほどの人気だ。13日現在、16日の天気予報は曇り時々雨。できるならば、南国らしい青空の下でのプレーを見たいものだ。(下野宏一)
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