昨年3月7日に開港した南ぬ島石垣空港の乗降客数が12日、200万人に達した。昨年3月6日まで運用された旧石垣空港を含めた2013年の乗降客数は206万人9027人。新空港は開港から337日目で200万人の大台を超えた。石垣市は同日、セレモニーを行い、200万人目となった観光客に記念品を贈った。
日本トランスオーシャン航空(JTA)の東京発石垣行071便で同日午前9時55分に到着した秋元誠治さん(72)=横浜市=と妻のかよ子さん(70)、姉の淑子さん(84)が200万人目。「いろんなところに行っているが、こんなことは初めて。びっくりと当時に光栄。人生の大きな思い出になる」と喜んだ。
秋元さんは2001年に初来島して以降、3度目で、今回は3泊4日の日程。13日には48結婚記念日を迎える。
秋元さんは「亜熱帯の自然が八重山の魅力。今回は石垣島で、じっくり細かく隅々まで堪能したい。石垣牛や郷土料理、三線を楽しみたい」と話し、かよ子さんは「結婚して48年目。いい記念になります」と笑顔をみせた。
セレモニーでは、ミス八重山星の砂の玉城美穂さんが花束を贈呈した後、石垣市、航空各社、市観光協会、市商工会、石垣空港ターミナル㈱が記念品を贈った。
中山義隆市長はあいさつで「エアライン各社とすべての客に心から感謝したい。八重山の空の玄関口をさらに飛躍させたい。利用してよかった思えるような空港、八重山を訪れたよかったと思えるような、おもてなしの観光を目指していきたい」と語った。