【竹富】竹富小中学校健全育成部(藤井幸吉部長)は4日、夏の親子体験学習で黒島を訪れ、黒島子ども育成会(下地太会長)と交流会を開いた。
竹富の小中学生と保護者ら55人が参加。黒島港で学校関係者の出迎えを受け、下地会長の案内で伊古桟橋や展望台、仲本海岸を巡り、竹富島とは違う自然を満喫した。
黒島小中校では玉代勢元稀くん(中2)が「黒島へようこそ」と歓迎。昼食は黒島の保護者らが揚げた「アーサ天ぷら」に舌鼓を打った。
混成チームでドッジボールなどを楽しん後、黒島研究所ではウミガメの生態や海の生物について学習。特別にウミガメの放流も体験し、ウミガメが砂浜から海中に見えなくなるまで声をかけながら見送った。
解散式では、竹富小中の三浦良太生徒会長(中3)が「いろいろな所を案内してくれてありがとう。とても楽しかった」とお礼を述べ、黒島の子どもたちは一行の船を見送り別れを惜しんだ。
黒島小中学校の前上里徹校長は「子どもにも大人にもよい交流だった。今度は黒島から竹富に行きたい」と話していた。(三浦彰徳通信員)