石垣島地ビール㈱(塩谷篤代表取締役)は石垣島クリエイティブフラッグのクリエイターとタイアップして同社商品「石垣島地ビール」2種類のラベルを一新し、限定商品として発売した。同社は同フラッグのモデル実証事業を初めて活用した。塩谷代表取締役は「ラベルを変える勇気がなかったが、デザインしてくれたラベルは良い仕上がり。多くのクリエイターがこの機会に力を発揮してほしい」と喜んだ。
同事業は、クリエイターによるデザイン力などを生かして企業ブランドを高めるのが目的。今後は市内の協力企業とタイアップして消費者の反響などを探る。
5日午後、市役所庁議室で関係者がデザイン商品を発表。石垣島地ビールの「ヴァイツェン」ラベルを光森裕樹さん(37)がアカショウビンをモチーフにデザイン。「黒ビール」ラベルを酒井木乃葉さん(36)と唯木律子さん(40)が石垣島の星空をイメージしたラベルに仕上げた。
限定ラベルは3種類で、残る1種類は9月に発売予定。それぞれ3000本販売する。現在、「ヴァイツェン」は市内のスーパーなどで販売中。「黒ビール」は南の島の星まつり2016のライトダウン星空観望会&夕涼みライブ会場のブースで提供される。
光森さんは「旅行者の印象に残るラベルとしてデザインした。島でアカショウビンが見られるビールとして広がってほしい」と期待。酒井さんは「普段から星のイラストを描いている。好きなビールとコラボレーションできて光栄」と喜んだ。
同フラッグの西村亮一代表理事は「デザインを通して地元や観光客に地ビールの消費を促し、企業のインパクトを与えたい」と期待した。