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有職少年の補導増が特徴 八重山署管内

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八重山署少年非行と少年補導状況

 八重山警察署(前田達史署長)がこのほどまとめたことし上半期(1〜6月)の少年補導状況は、全体の件数が前年同期を23件上回る449件。項目は深夜徘徊(はいかい)、喫煙、飲酒の順に多く、三つで全体の98%を占めている。また、中学卒業後の有職少年の補導件数が246件と全体の54・8%を占め、児童生徒よりも多いのがことしの特徴。同署では「街頭補導活動を強化していきたい」としている。

 同署によると、過去3年間の同期の補導件数は2014年度が699件と最も多く、15年度は426件、16年度449件。

 16年度は深夜徘徊が213件(前年同期比46件増)、喫煙200件(同12件増)、飲酒29件(同1件増)と前年を上回り、怠学4件(同3件減)、その他3件(同17件減)は減った。

 年齢、職業別でみると、児童生徒の件数は過去3年間の同期比で一番少ないが、有職少年は最多となっており、同署生活安全課の松門建志課長は「(補導した人は)同じような顔ぶれが目立ち、14年度に補導された学生がそのまま上がってきているようだ」と分析している。

 同署によると、ことしに入って未成年者に酒やたばこを販売したとされる2店舗や、未成年者を雇ったスナック1店舗を検挙。松門課長は「違法店舗をなくさないと、子どもたちも酒やたばこを止められない。徹底して取り締まっていきたい」と話している。

 深夜徘徊や未成年者の喫煙、飲酒の防止に向け市民ボランティアなども街頭指導活動を行っているが、なかなかなくならないのが現状。松門課長は「親の意識も変えないといけない。地域全体で子どもを守っていくということが大事」と語り、「違法店舗や、深夜徘徊などをしているのを見かけたら警察署まで情報を提供してほしい」と呼び掛けている。


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