竹富町は老朽化した竹富島にある「竹富浄化センター」の長寿命化に向け、施設の改築・更新を計画している。同センターは1997年の供用開始から19年が経過。耐用年数の10~15年をすぎ、故障や破損が懸念されている。
竹富町は本年度、事業費約1090万円をかけ、調査と同センターの再構築に向けた基本設計を実施。設計完了後、日本下水道事業団の協力を得て危険箇所を随時、保全改築していく予定。
同センターは人口計画630人で計画され、1日最大180㌧、1日平均110㌧の汚水を処理している。民間世帯に加え、観光・宿泊施設も接続しており、故障した場合、影響は大きい。
同課の担当職員は「今のうちに修繕や部品の更新をしておかなければ、いざという時、町民生活に大きな影響を与えかねない」と話す。