日本トランスオーシャン航空㈱(JTA、丸川潔代表取締役社長)の中型機ボーイング767―300型機(261席)の初便が16日午後、羽田|石垣路線で就航した。石垣路線では初めて無料のWIーFIによる機内インターネットサービスを提供、乗客から「退屈しない」と好評だった。
中型機は8月31日までの間、1日1往復2便で運航。提供座席数と、コンテナ輸送が可能な貨物の積載能力がそれぞれ約1.8倍に拡大する。
この日、羽田から南ぬ島石垣空港に到着した乗客255人は、JTA空港職員が夏季運航開始を歓迎する横断幕で出迎えられた。石垣からは194人が利用した。
家族5人で北海道からの乗り継ぎ便で利用した笹川淳史さん(36)=伊野田=は「いつもの(小型機)より座席が広くて乗り心地がよかった。無料WIーFIを利用してスマートフォンで子どもとアニメを見ていた。退屈しなかった」と喜んだ。
初便の機長を務めた日本航空767運航乗員部の中野計人(かずひと)部長(53)は「リニューアルした内装や無料WIーFIで快適に過ごせる。運航は約1カ月半と短いが、羽田から多くの人々を送客したい」と話した。
中型機は羽田発が午後2時15分、石垣発が午後7時10分。